「着た人が幸せな気持ちになる
スーツが、一揃いできる部屋」
をコンセプトにサカゼンがお届けする
WEBメディア
“THE SUITE ROOM”
1/240
240の工程で
生まれる1着のスーツ
Chapter.01
「ザ・スイートルーム」が
生まれるファクトリー。
130度の蒸気で、
“ととのう”!?

国内外から様々な生地が届く縫製工場は、すぐに裁断(ハサミ)せず、一度、130度の蒸気の中でリラックスさせてから裁断に入る。=スポンジング(縮絨)

イタリアや英国などから輸送された生地は長時間の長旅をこのサウナの様な機械(スポンジング)でリラックスさせる事により、生地が安定し縫製しやすくなる。

特に、ゼニア生地など最高級な生地を扱うウールや天然素材の生地は、常に呼吸しています。よって、季節、温度、湿度により表情が変わりやすいんです。

美しいラペロール
を作る“技”

衿裏の表生地と芯地を縫い合わせる工程“ハ刺し”、糸がカタカナの「ハ」の字に見えるので“ハ刺し”と言われています。

スーツの顔と言われるラベル(衿)を美しくつくるのに、最も重要な工程の一つ。キレイなロールを施すには“ハ刺し”の工程は必須。

匠による袖つけ
“イセ込み”と“アイロンワーク”

イセ込み(イセる)=平面の布に丸みをつけて立体的にする手法。
袖付けを一周する際に生地を縮めて縫い合わせる、非常に高い技術が必要となります。
伝統的な技法“殺す”“割る”という技術は、熟練の職人だからこそ実現できる匠の技。
長年の経験とある種の“カン”が必要。

To be continued...